湯舟は入ったほうが良い -不妊治療を成功させるには
ーお風呂についてですけど湯舟には入ったほうが良いんですか?
と質問を受けることが良くあります。
どんな時でもというわけでは無いですが、湯舟には入ったほうが良いと思います。痛みや炎症、出血があるときは控えたほうが良いかと思いますが、それ以外は良い事だと思います。
私たち人間の心臓は身体の上部にあり、一番遠い足先にまで届けるために強い収縮をして血液を送り出しています。
寒い環境ほど毛細血管が縮こまり血液が届きにくくなります。
足先だけではありません。
どんな細胞にも組織液の交換が必要であり細胞の隙間と流れが必要です。
暖めると液体は膨張します。隙間が広くなるので流れが良くなります。
栄養、老廃物の交換など新陳代謝に必要な流れが起きやすくなります。
身体を根本から変えているのは栄養であり、それを消化吸収する各臓器であり、届けるのが血液に代表される体液です。
そのため入浴湯舟は推奨します。
身体を変化させることは不妊症の改善の第一歩です。すべて改善点を探していきます。食べ物を変える、胃腸肝臓を整える、免疫を調整する、筋力をつけるなどは、各自の身体に出ているサインを見つけてから鍼灸で治療し、セルフケアで補強します。全体を診ていくことで見つかる不妊症の原因があるのです。
この妊活コラムの執筆者
関村 順一SEKIMURA JUNICHI
院長 鍼・灸・あマ指師