症例集Case study
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血流改善と男性不妊の改善によって妊娠に至ったと思われる症例
42歳 女性 の症例- 男性不妊
- 血流改善
所見 1- 生理周期 約30日前後
- 出血4日間(量も少なく色黒っぽい、痛み有)
- 男性不妊(48才)
- 精子:運動率26% 奇形率76%(良くても50%)
- タバコ、お酒あり
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卵管機能の問題解決をしたことにより妊娠に至ったと思われる症例
41歳 女性 の症例- 卵管機能
「卵管の詰まり」や「癒着」などの異常を発見するために、西洋医学的検査では、子宮卵管造影検査および腹腔鏡検査というものがあります。 しかし、この検査では「卵管の機能性」についてまでは検査できません。 そのため、この部分はブラックボックスとなっており、体外受精を行い、妊娠して、初めて、『この患者は卵管の機能不全であった可能性が高い。』という診断に至ることがあるのです。
初診 1- これまで人工受精を7回続ける。妊娠兆候は一度もなし。
- この患者様は、自然妊娠を希望しているが、今月から病院で体外受精を受ける予定。(鍼灸 治療を併用したいとのこと。)
- 医師からは「人工授精は基本6回までで、それ以上行っても、妊娠例はほぼゼロ。」と、以前から説明されていたものの、これまで踏み切れなかったが、今回は体外受精を決意したという。
- 体外受精も、鍼灸治療も初めて。ということで、緊張した様子が見られた。
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子宮環境をよくして妊娠に至ったと思われる症例
37歳 女性 の症例- 子宮づくり
子宮内環境を西洋医学的に観察できる主たる検査は、子宮鏡を用いたもので、子宮内のポリープや筋腫による卵管接合部の圧迫がないか?などを詳細に見ることができます。
また、子宮鏡より不鮮明ではありますが、経膣超音波によるものでも、ポリープを発見できることがあります。さらに、経膣超音波では子宮内膜の肥厚の計測が可能です。
子宮環境をよくすることで、妊娠しやすい状態にするための一つの方法として、『子宮内膜を厚くすること』が挙げられます。
それには、子宮内膜を厚くする卵巣から出るホルモンである「エストラジオール」(E2)の量が増えなければなりません。
鍼灸治療では、
①卵巣の血流を改善。
②ホルモン量を増やす&子宮の血流をよくする。
③子宮内膜を厚くしていく。
という方針になります。
初診 1- さまざまな西洋医学的な検査を済ませたが、問題が見つからず、「原因不明」と病院の医師に言われ、当院に来院した。
- 生理の状態は出血量がここ数年少なくなった。
- 生理痛はなく、塊もない。「生理周期が25日と短くなってきている」とのこと。
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受精卵の状態をよくして妊娠に至ったと思われる症例
43歳 女性 の症例- 卵づくり
卵子の質を上げるためには、末端まで血液が行くように、瘀血治療と血液の質を上げる食事療法、消化器の治療を主として行わなければなりません。
初診 1- 体外受精を9回行う。(3回は移植するもすべて着床せず。)
- 最近は変性卵や空胞が目立ってきた。(年齢による卵子の異常が考えられる。)
- 加齢による染色体異常は避けられないことを理解しつつ、「よい卵子が出てくるのを待っていても、いつになるのか分からないし、もう出てこないかもしれない…。」という不安を抱えながら、当院へ来院された。
年齢的には厳しいですが、当院では、43歳までは多くの妊娠例を持っています。
『よい卵子を作るための環境づくり』を鍼灸で行うようにアプローチを行いました。