ふいごの役目をする腹式呼吸
2024年11月17日
不妊症や子宮内膜症など骨盤内の治療を経絡的に行う場合に使用するのは足の経絡と任脈督脈です。足の経絡は生殖器を通り気を供給し治す力を細胞に与えます。卵巣や子宮を通る経絡に異常があれば足やお腹に反応点が現れます。生きたツボです。
その生きたツボに鍼をし気の流れを速くして、より気が細部に届くように治療をしていきます。川の水を田畑に引き込むには水の勢いと水量が必要な理由と同じです。
では養生としてご自身は何をすればいいのかというと、その一つに腹式呼吸があげられます。
腹式呼吸を当院では腹ペコ体操と言って普通に知られている腹式呼吸に更に良いアレンジを加えたものを練習してもらっています。
腹式呼吸は全身に気を送るふいごの役目をしますので、特に宿題として出していることが多いです。毎日忘れずに養生に加えていきましょう。
この妊活コラムの執筆者
関村 順一SEKIMURA JUNICHI
院長 鍼・灸・あマ指師