FSH・LH・E2がなくても「生理周期」で見えることがあります
FSH・LH・E2がなくても「生理周期」で見えることがあります
本当は、FSH・LH・E2などのホルモン値が分かると判断材料として非常に有用です。
ただ、数値が手元になくても、ある程度「妊娠しやすさ/しにくさの手がかり」を得られるものがあります。
それが 生理周期の長さ です。
基本:排卵が14日目なら、周期は28日が目安
一般的には、排卵日から生理まで(黄体期)はおおよそ一定で、目安は約14日とされます。
たとえば 排卵が14日目なら、28日周期になるのが典型的です。
ここから逆算ができます。
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周期 = 排卵までの日数(卵胞期)+ 黄体期(目安14日)
25日周期の場合に考えられる2つのパターン
「25日周期」の人は珍しくありません。
このとき、分けて考えると整理しやすいです。
パターンA:排卵が14日目のままの場合
もし排卵が14日目なら、
25 − 14 = 11 なので、黄体期が11日になります。
黄体期が短めだと、体質やその周期の状態として
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黄体ホルモン(プロゲステロン)が十分に出にくい可能性
-
卵胞の育ち方(卵胞の質)が安定しにくい可能性
などが“手がかり”として浮かぶことがあります。
※ただし、黄体期はストレスや睡眠、体調で揺れることもあり、1周期だけで決めつけないことが大切です。
パターンB:排卵が早い(例:11日目)場合
もし排卵が11日目なら、
25 − 11 = 14 で、黄体期は14日になり「黄体期は標準」です。
この場合は「排卵が早い」=卵胞期が短い、という特徴が出ます。
卵胞が早く育って排卵する背景として、
-
FSHが高めの可能性
- AMHが低めの可能性
つまり卵巣機能が低下傾向の可能性が示唆されることがあります。
さらにもう一段深く考えるなら、卵巣だけでなく
視床下部・下垂体(脳側の司令塔)の影響や、生活負荷による乱れが関与している可能性もゼロではありません。
※ここはあくまで「推測の方向性」です。診断ではありません。
大事:周期“だけ”で決めない。年齢“だけ”でも決めない
周期から推測できることはありますが、周期だけで確定はできません。
年齢だけで判断するのも同じで、年齢は重要ですが、それだけで決めつけると判断を誤ることがあります。
だからおすすめはこうです。
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自分の周期を整理する(アプリでも手帳でもOK)
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可能なら排卵日を推定する(基礎体温・排卵検査薬・クリニックのエコー)
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その推定をもとに、主治医に相談して検査や治療の優先順位を決める
“勉強して終わり”ではなく、病院で早めに方針を決める材料にするのが一番良い使い方です。
相談について
私は25年以上、不妊治療に関わる臨床を続けています。
周期の見方、どこを疑うべきか、生活面で何を整えるべきかなど、整理して一緒に考えることはできます。
※最終的な診断・治療方針は主治医の指示を優先してください。
注意(必ずお読みください)
本記事は一般的な情報で、診断を行うものではありません。
強い痛み、不正出血、周期の急な変化が続く場合は、早めに医療機関へご相談ください。
了解。ブログ末尾にそのまま貼れる 「周期×排卵日の早見表」 を付けます。
※黄体期は人により12〜14日が多いので、12日版/14日版の両方を載せます。
生理周期から排卵日を逆算する早見表
目安の式:
排卵日 ≒ 周期 − 黄体期(12〜14日)
| 生理周期 | 排卵日目安(黄体期14日) | 排卵日目安(黄体期12日) |
|---|---|---|
| 24日 | 10日目 | 12日目 |
| 25日 | 11日目 | 13日目 |
| 26日 | 12日目 | 14日目 |
| 27日 | 13日目 | 15日目 |
| 28日 | 14日目 | 16日目 |
| 29日 | 15日目 | 17日目 |
| 30日 | 16日目 | 18日目 |
| 31日 | 17日目 | 19日目 |
| 32日 | 18日目 | 20日目 |
| 33日 | 19日目 | 21日目 |
| 34日 | 20日目 | 22日目 |
| 35日 | 21日目 | 23日目 |
早見表の使い方(ここ大事)
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1周期だけで判断せず、2〜3周期の傾向で見てください
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排卵検査薬や基礎体温、エコーの情報があると精度が上がります
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周期が急に短くなる/長くなる、出血が続く、強い痛みがある場合は医療機関へ
この妊活コラムの執筆者
関村 順一SEKIMURA JUNICHI
院長 鍼・灸・あマ指師


