わたしのアプローチは全体から見て芯をとらえて退治するスタイルです
患者さんのほとんどの方には独自の宿題をお出ししていますが、自分の判断で端折らないで全部してください。ご主人にも協力をお願いします。
宿題もだんだん少なくなるはずです。特に下腹のセルフケアの宿題が出ている方は、ご自身での変化に気づかれていると思います。よくなるとその宿題はなくなり鍼をする場所も減ります。
そうやって身体全体を鍼と灸で良くしながら、そしてセルフケアで良くしていただきながら
芯を見つけて退治していきます。大局を見て細部にたどり着きます。最初から細部にこだわって間違えて時間が経つより、つまり木を見て森を見ずは本尊に辿り着かないのです。
妊娠していない理由は必ずあります。宿題を端折ると本尊にたどり着くのに時間が掛かります。宿題は毎回の鍼灸治療の下ごしらえ的なものです。効果を早く上げるために全部お願いします。
同様の理由で血中ホルモンの数字を大事にしています。
これも見誤ったり、検証をしていかないと問題の本質にたどり着くのに時間が掛かります。
ですので、患者さんには血液検査データと生理から今日は何日目等を聞きます。もっともっと問診では訊ねて検証材料にしています。
このスタイルは当院が独自にはじめて20年経ちました。卒業したスタッフもそうしていると思いますが、他の院とは全くアプローチが違いますので他の院などから転院されてきた方は驚かれることも多いです。
身体に触れてかつ血液検査数値を追っていき、体質判断とそれらに基づいての治療とセルフケアで体は変わっていきます、正しい方向に。
自然治癒力にまかせっきりや、薬に頼りっきりでは時間の短縮が出来ません。積極的に問題を探して改善していきましょう、それが一番大切なことです。
この妊活コラムの執筆者
関村 順一SEKIMURA JUNICHI
院長 鍼・灸・あマ指師