「そもそも、なぜ水分が溜まりやすくなるのか?」を整理してみます。
体に「水」が溜まりやすい人へ:むくみ・だるさ・眠りが浅いのは、同じ根っこかもしれません
前回は、かかとの真ん中にある「失眠(しつみん)」というツボが、
睡眠だけでなく、尿の出やむくみにも関係することがある――というお話をしました。
ここからもう一歩だけ進めて、
「そもそも、なぜ水分が溜まりやすくなるのか?」を整理してみます。
尿の出が悪い=体の“排水”が追いついていない状態
体の中の余分な水分は、汗や呼吸でも出ますが、主役はやはり「尿」です。
尿の出が悪くて体内の余分な水分をうまく処理できないと、
水分が“居場所のないまま”体に残りやすくなります。
東洋医学では、こうした状態を分かりやすく 「水(すい)の滞り」 と表現することがあります。
(水毒という言葉を見かけることもありますが、ここでは“水分が溜まりやすい体の状態”くらいの理解で十分です。)
この「水の滞り」が強くなると、こんなサインが出やすくなります。
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夕方になると脚がむくむ
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体が重だるい、やる気が出ない
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頭がぼーっとする、重い
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胃がちゃぽちゃぽする/食後に眠い
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雨の日に体調が落ちる
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夜中にトイレで目が覚める/眠りが浅い
「むくみ」と「睡眠」が同じ話?と思われるかもしれませんが、
夜中に目が覚める理由が“尿意”であれば、実際にひとつの線でつながります。
水が溜まりやすくなる“きっかけ”は、意外と日常にあります
水分が溜まる原因は、単純に「水を飲みすぎた」だけではありません。
むしろ多いのは、流れを作る力が落ちているパターンです。
たとえば、こんな習慣が重なると出やすいです。
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冷え(足首・ふくらはぎが冷たい)
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座りっぱなし、運動不足
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胃腸が疲れている(食べすぎ/夜遅い食事)
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塩分が多い/味の濃い食事が続く
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甘いものが増える
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ストレスで交感神経が高ぶっている(緊張が抜けない)
体は、緊張すると“守り”に入ります。
その結果、胃腸や排尿のリズムが乱れて、巡りが落ちることがあります。
今日からできる、いちばん小さい対策
対策は「がんばる」より「戻す」が近道です。
まずはこの3つだけ。
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足首〜ふくらはぎを温める(ここがポンプ)
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夕食を軽めに、遅すぎない(胃腸を休ませる)
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失眠(かかとの真ん中)を刺激する
そして、夜間頻尿がある方は、
「夜に水を減らす」より先に、日中に巡りを作ることが大事な場合があります。
(昼の排水が進むと、夜に回りにくくなる方もいます。)
次回予告
次回は、
「夜間頻尿で起きる人の3タイプ(冷え/胃腸疲れ/緊張)と、セルフケアの選び方」
という形で、もう少し具体的にまとめます。
この妊活コラムの執筆者
関村 順一SEKIMURA JUNICHI
院長 鍼・灸・あマ指師


