【Sekimura鍼灸院】甲状腺とは?①~妊娠に大切な臓器のおはなし~
甲状腺という臓器は全身の代謝や卵子の成長、妊娠の維持などに深く関わっています。
甲状腺機能が低下している場合、TSH(脳から甲状腺へ指令を出すホルモン)の値が高くなります。
自覚症状として冷え、疲れやすい、体重増加などが起こることがあります。
症状が無くとも不妊や流産の原因となる可能性があるため、当院ではTSHが2.5(μU/ml)以上の方には甲状腺専門病院の受診をすすめています。(TSHが2.5以上でも治療の必要が無い方もいます)
逆にTSHが低すぎて(脳からの指令が足りなくて)甲状腺ホルモンが十分に分泌されない場合もあります。
いずれにしても甲状腺ホルモンの薬(チラーヂンという名前の薬が処方されることが多いです)を服用することでTSHの値をコントロールすることができます。
薬を服用してからTSHの値が変化するまで(再度病院で検査して結果が出るまで)数週間かかりますので、不妊治療を考えている・受けている方は早く検査を受けておくことが大切です。(TSHは血液検査で測ります)
加藤
この妊活コラムの執筆者
関村 順一SEKIMURA JUNICHI
院長 鍼・灸・あマ指師