施術中にお腹を押されることに不安を抱く方へ。
施術中にお腹を押されることに不安を抱く方がいらっしゃいます。
結論から言って、余程のこと(下記に具体例を2つ述べます。)がない限りお腹を押して出血するようなことは起きないと考えられます。
西洋医学的知識に照らして考えると、以下のようなことで説明がつきます。
お腹を押しても、膣からの出血に結びつかない理由
1.腹部の手術後やクローン病など、腸管癒着があり腹膜や腸管が特に薄い場合を除き、お腹に外部から圧力をかけて内臓が出血するということは考えられないです。こういう患者様は最初に傷跡等気づかないはずは無いことと、すでに婦人科とは別の診療科にかかっておられると思うのでドクターからお腹を押さないように指示が無いか確認しておきます。
なお、出血している場合この出血は肛門からの出血なので患者様に膣からの出血かどうか確認していただきます。
2.けんかのような不意である場合はともかく、私たちの施術では、あらかじめ患者様に「お腹を押しますね」とお伝えしています。これにより自律神経系統が働き腹壁に防御反応が働くと考えられる。痛いかもしれないと脳が関知すれば、腹直筋などは自分を守ろうとする。
もちろん、説明不足ゆえに心配をかけてしまわないよう、医学的知識を全員が身につけたうえで必要に応じ説明が出来る準備は出来るつもりです。疑問があればなんでもかまいませんので施術中にぜひ聞いて下さい。
膣からの出血は、ホルモンバランスの崩れ、E2の急激な低下、P4の低下、エコー検査によるものが考えられます。
この妊活コラムの執筆者
関村 順一SEKIMURA JUNICHI
院長 鍼・灸・あマ指師