大事なのは「どんな鍼を」「どう打つか」
妊活サポートで使う「3寸鍼」について(痛みが不安な方へ)
鍼治療は長い歴史があり、方法も一本ではありません。
妊活のサポートでも、体の状態に合わせて 刺激の量や鍼の種類を選んでいきます。
当院で使うことがある鍼のひとつに、「3寸鍼」という鍼があります。
長さは目安で約10cm。数字だけ見ると「長くて怖い」と感じる方もいらっしゃると思います。
ただ、鍼は 長さ=痛み ではありません。
大事なのは「どんな鍼を」「どう打つか」です。
妊活で大切にしたいのは「冷え」と「体のこわばり」
妊活中は、治療や生活の変化、緊張や不安の影響も重なって、
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冷えを感じる
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お腹まわりや腰がこわばる
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呼吸が浅い
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眠りが浅い/疲れが抜けにくい
といった状態になりやすい方が少なくありません。
当院では、そうした状態に合わせて、表面だけでなく **「奥のこわばり」**が強い時に、体の反応を見ながら3寸鍼を選ぶことがあります。
※必要のない方に無理に行うことはありません。
鍼は注射針とは違います(痛みが出にくい設計)
鍼灸で使う鍼は、注射針のように中が空洞ではありません。
とても細い鍼で、先端も刺激が強く出にくいよう工夫されたものを使用します。
さらに日本の鍼灸では、**押し手(おしで)**といって、鍼を支えながら皮膚にやさしく圧をかけ、刺激を和らげる手技があります。
同じ“刺す”でも、この差で体感が変わります。
院長が「痛みをできるだけ出さない」ためにしている工夫
鍼が不安な方ほど、「痛いかも」が先に来ます。
当院では、院長が次の点を大切にして、痛みを感じにくい打ち方を心がけています。
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いきなり強くしない(まず弱い刺激から始める)
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皮膚を支えて打つ(押し手で刺激を和らげる)
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呼吸に合わせる(力が抜けるタイミングで行う)
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その日の体調で調整する(疲れ・緊張・寝不足の日は特に慎重に)
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違和感があればすぐ止める/変える(我慢させない)
「今日は不安が強い」「鍼が怖い」でも大丈夫です。
最初から3寸鍼を使う必要はありませんし、刺激量はいつでも調整できます。
「長い鍼が怖い」と感じる方へ
3寸鍼は見た目の印象が強いので、不安に感じるのは自然なことです。
ただ、実際の刺激は 思ったより軽い と感じる方も多いです。
もちろん、感じ方には個人差があります。
当院では、安心して受けられることを最優先に進めますので、遠慮なく希望を言ってください。
初回はこう進めます
初回は、体の状態と不安の強さを確認し、まずは弱い刺激から始めます。
その上で必要があれば、3寸鍼も含めて検討します。
まとめ
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鍼には種類があり、妊活サポートでも状態に合わせて使い分けます
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3寸鍼(約10cm)は「奥のこわばり」が強い時に選ぶことがあります
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鍼は注射針とは違い、痛みが出にくい設計です
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院長は痛みをできるだけ抑える工夫をし、刺激量も調整できます
注意点(安全のため)
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強い痛み、しびれ、違和感が続く場合はすぐにお知らせください
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出血しやすい体質、抗凝固薬の服用などがある方は事前にご申告ください
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妊活中は体調が変わりやすいので、その日の状態で内容を調整します
この妊活コラムの執筆者
関村 順一SEKIMURA JUNICHI
院長 鍼・灸・あマ指師

