「漢方薬」 と 「体」 と 「いいお医者様」の話

2011年9月2日

われわれは、

東洋医学的視点から体を観察することによって

古くから実証された手続きを踏んで

治療をしています。

 

西洋医学のように血液検査やエコーのような

目で見える数値が得られる訳ではないので

体表観察無しには診断が出来ません。
おなじ東洋医学なのに漢方薬を体を見る事なく、問診のみで処方され飲んでおられる方が多いのが

とても気になっています。
漢方でも保険適応の病院があり、

きちんとお腹・脈・舌などをみて

処方されているドクターの所にいくと、

体にもお財布にも

いいかなとおもいます。

 
私的な職業観になりますが

お医者様は「すでにある知識」を患者さんに正しく当てはめて、患者様の利益を確保する職業と思っています。
ですから、たくさんの勉強をして知識を貯え、すでにある知識をエビデンスとして世界中で共有するシステムの上で、間違いのない治療をする為に、血液や精密画像検査を重視し、診療されているのだと思っています。

 
ひるがえって、東洋医学的な治療は、たとえお医者様であろうと、職人の世界に近いと考えています。

しかし、エビデンスとは言えないですが、一人の個人の感覚とともに過去の無数の賢人が残した脈や舌やお腹などをみる診断方法で病気に対峙してきた実績が有ります。

ですから、確立され研究された「すでにある知識」の勉強も可能となっています。

 

そういう診断方法を駆使した方による漢方薬の方が、体に合う確立が高いのではないかと思っています。
漢方薬は毎日服用するものですから、廉価かつ体質に合ったものである必要がある

というのが、私の見解です。
体に取り込んだものが体を作ります。

1秒後には体のある部分は別の新しいものに入れ替わっています。

物体では有りますが、流れる川のようなものです。あんなにおおきく目に見えないだけです。川が汚染されていれば、臭ってきます。

きれいにするにはどうすればいいのだろうと考え続けると、いいアイデアが浮かんできます。
それが医学は日々進歩するという意味なのではないかとおもっています。
患者様の利益になることを一生懸命探し、提供していく事を喜びとする人間がいいお医者様なのだと思っています。

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