薬が・・・効く、効かない、副作用、の話
現代人は即効性がないと納得しない。
今服用して今すぐに効果が出ないと承知しない。
頭痛にバファリンって? 頭痛にナロンエースって?
すべてコマーシャリズム。!?
それはさておき。
体外受精の誘発前に、
ピルを飲んで生理を起こすこともしばしばある訳ですが、
ピルを飲んだら次の周期の3日目によく血液検査をしますね。
その時のFSHの値に絞ってみても、
人によって同じピルを服用しているのに、どうして結果の違いをもたらすのか・・・・。
疑問に思うのです。
それは、
FSH E2 ともに 1 以下に下がってしまった人がいたり。
FSH が急上昇してしまった人がいたり。
ドクターの目指す値に改善される人がいたり。
同じ薬なら同じ作用が有るのでは?と思ってしまうのですが。。。真逆なのは何故??
そのほか、体温が高いまま下がらなかったり。。。
副作用と言ってしまっていいのでしょうかねー。
僕が思うに・・・、なので恐縮ですが、
副作用ってやっぱりその方の体質による出方
があるのではと思います。
皆がドクターの目指す値に数値が改善されればきっと体外受精の成績も上がると思います。
変えるべきところは、やっぱりカラダ。
今は薬が効かないならば、違う薬で試してみようというのが西洋医学の流れ。
それはカラダを無視した行為ですよ。
でも、現代人は即効でないと納得しない。今すぐに効かないと承知しない。
ちょっと待って。
薬がきちんと効くカラダを作っていきましょうよ。
そういうカラダは薬の効果を高め、開発の意図通りに妊娠率を上げるのでしょう。
この妊活コラムの執筆者
関村 順一SEKIMURA JUNICHI
院長 鍼・灸・あマ指師