AMH値の低い方
※AMHが卵巣年齢の指標になってから数年。
※(AMH:アンチミューラリアンホルモン/発育過程にある卵胞から分泌されるホルモン)卵巣内にどれぐらい卵の数が残っているか、つまり卵巣の予備能がどれほどかを反映すると考えられます。
最近AMH値の低い方がたくさん来院されます。
d3の※FSHは8~10前後で、
※(FSH:Follicle-Stimulating Hormone/卵胞刺激ホルモン)もし卵胞刺激ホルモンが正常値よりも高い・低い場合は、生殖機能に何らかの障害が出ている可能性が考えられます。
たしかに卵巣年齢は高いかも・・・。と思われる方ですが、
そんなにひどく無いと、昔はおもっているような数字です。
しかし、その方達のAMHの低さには驚かされます。
どっちがはっきりと言える指標なのでしょうね。
AMHという指標のなかったころはFSH8ぐらいでカウフマン療法をする病院は
数えるほどでした。
そのころは、FSH8でカフマン療法3周期する病院は、
僕にとって「 患者さんの時間を無駄にしている病院 」という認識でした。
なぜなら、加藤レディースクリニックは当時、
FSH 23でも、採卵のために クロミッド を使っていましたし、
当時、当院にいらしていた患者様のなかでも、
FSHがそのくらいの数値でバンバン妊娠されていました。
ですが、FSHが8でも実は、AMHが低い方がたくさんおられたのかもしれません。
先日、FSHが8前後なのにAMHが10前後の方がおられました。
今考えると FSH 8 でカウフマン療法が正解の方もいらしたのかもしれません。
当時はわからなかったので、KLC(加藤レディースクリニック)に転院を勧めていました。
でも、たいがいの結果は良かったので、KLCさんすごい合格。ありがたいと思っていました。全員でなかったのがひっかかっていましたので、今回のことを思い出しました。
妊娠結果には鍼灸治療の効果もあったと思っていますが!
5年前の治療がもう通用しない訳では有りませんが、
Drの考え方もどんどん変化しておられて
各病院の治療法が細分化されています。
そんななか、「病院を選ぶこと」がますます難しくなっています。
先週は4名の方から妊娠報告いただきました。AMH13の方も妊娠されました。
この妊活コラムの執筆者
関村 順一SEKIMURA JUNICHI
院長 鍼・灸・あマ指師