腹腔内(特に骨盤内)の癒着は、不妊症と直結する問題です!
東洋医学系で出てくる 「瘀血」 という単語。
今までは、「お血」 と表記していましたが
「汚血」 と勘違いされている方がおられました。
汚い血では有りません。
『あなたは瘀血がひどいですね。』 と、治療前のお腹をさわっていうことがあるのですが、言葉のイメージが悪く自虐的になる方がいて申し訳なく思っていました。
腹腔内(特に骨盤内)の癒着は、不妊症と直結する可能性のある問題です。
「癒着」に「瘀血」がかかわっていると、考えられるのですが、
「瘀血」の解釈の仕方が3通り有ります。
◎一つはもう、癒着してしまっている場合です。
過去に手術歴がある事や子宮内膜症の場合など、
すでに組織の周りで炎症がおこっており、腹診で押すと痛みが有ります。
◎2つ目は、血液の質の問題です。
どろどろとした粘稠度の高い血液です。
これが体質とかなり関係があり遺伝などの影響が有りそうです。
これにより様々な病気の引き金になっていると考えられます。
◎3つめは腹大動脈の虚血による痛みです。
圧迫する事でさらに虚血になり痛みが増します。上に胃や小腸がのっかっているので見分けるのにテクニックが必要です。
大本の原因は2番目と考えられます。
この妊活コラムの執筆者
関村 順一SEKIMURA JUNICHI
院長 鍼・灸・あマ指師