見た目のいい卵子は質的にもグレードのいい卵子?
生命の「ゆらぎ」の一点を切り取った「卵子」が受精をし、
細胞分裂を繰り返してゆくのは神秘的です。
新たな、別の「動的流れ=気」=「新しい命」が起動したのです。
その受精卵は必要なエネルギーをどこから得ているのでしょう?
すでに母体とは別の個となっていることから、「卵子」が卵巣内で受け取っていた母の栄養からと考えられます。
卵のエネルギーは母体が食したものを消化し分解し卵巣内で再構成されたタンパク質を介したものと考えられます。
それは良質であるべきです。
普段から添加物、化学物質をとらないようにしたいものです。
大量摂取でなくても長期間の摂取は体の負荷になり、消化管や肝臓が疲労することになるのです。
負荷を少なくし良質のエネルギーを受け取る準備をする。
言い換えれば、
添加物等の摂取をさけ、消化管の働きを良くし、卵巣の血流を上げる。
これをすれば卵質は上がっていくのでしょう
良質な卵作りとは、
「母体からの分離前にエネルギーをため込んだ卵子を準備する」
母親の体作りが必要なのはそういうことなのです
今日も夢クリニックでD3のFSHが43だった方が121時間のはいばんほうが出来たとご報告にこられました。
卵に力がついてきました。
母体が良くなっているということです。
どうも卵質が確定するのは2つの時期があるような気がします。
その時期とは・・・、
①排卵の190日より以前の鍼治療(この準備は有効だと思います。)
お腹を創ってからのほうが何倍もいい卵が採れます。胚 盤胞(はいばんほう)の良いグレードができるのは経験上ですが鍼灸治療を始め、ご自身で意識をして食養、運動をするなど体質改善をこころがけている状態になってから8か月目以降が多いです。<当院ホームページより抜粋>
②月経期、卵胞期の鍼治療
鍼をすることで卵巣にたくさんの血が行くようになり必要なホルモンが到達する量が増え一番いい卵胞が反応するのではないでしょうか。質は決まっていてもホルモンの受容体反応がいいものから育つ(その周期のナンバー1)のではないでしょうか。
そう仮定すると「いい卵子を迎える」には月経期、卵胞期の鍼治療の回数が多いほどいいのではないでしょうか
この妊活コラムの執筆者
関村 順一SEKIMURA JUNICHI
院長 鍼・灸・あマ指師