見えないものを見る
2011年4月18日
不思議なものとの出会いは
鍼灸治療の奥深さや面白さに繋がっている。
僕が鍼灸学校でお世話になった先生のひとりに
八木素萌先生というお方がいた。
お年を召してはいたが矍鑠とされ威厳もありつつ笑顔の素敵な先生。
ある日の授業で
胆経の病を持っている学生がいて
「今からこの子に気を流していくから」
と、提針という刺さない鍼をつかって
陽陵泉と丘墟という下腿の外側にあるつぼに鍼を当てた。
もともと色黒の女の子の足に
パーっと白い線が浮かんだ
生徒が品なく「うげー!、やばい!」と叫ぶ
皆同じ思いだろう。
先生が鍼を置いた2点を結んで白い線がチョークで書いたようにくっきりと浮んだ。
胆経の流注を実際見た。
鍼ってすごい。経絡流注図は事実だと思った。
信じられないかもしれませんが、本当の話。
興味のある方は鍼灸師になりましょう。
この妊活コラムの執筆者
関村 順一SEKIMURA JUNICHI
院長 鍼・灸・あマ指師