印象的な妊娠報告 ~心の安定とはり治療~
こころとからだは確実に繋がっている。
「まわりを幸せにしていると、周りが味方になり応援してくれる。」
こんなふうにいつも思っているけれど、実践できているのか、自信がない。
それを現実としてみせてくれた患者様のお話。
許可をいただいたので載せようと思う。
先週の金曜日にある患者様から妊娠報告を頂戴した。
ありがたいことに、いろいろお話を伺える立場に有るので
その方の人生模様、人間性をたくさん知る機会に恵まれていた。
妊娠の報告を頂戴しても、僕は平静を保つことを心がけている。
赤ちゃんが産まれるまで喜ぶことはしないと。
とても嬉しいが、不安もあるのだ。
みんなそうだと思う。
でも、冷めている訳ではない。喜びすぎるのが怖いのだ。
治療中、その方からお話を聞いた。
妊娠を知って、その方のお姉ちゃんや姪っ子さん、お母さんがオイオイ泣いて喜んだと
いう。甥っ子も勇気づけるコトバをかけてくれた。
昔っから姉御肌の方であったことは、ずいぶん前の会話から知っていた。
気配りの出来る方で、弱いものいじめが嫌いな方だった。
周りを大事にする方だった。
そんな彼女を大勢の方が見守り応援していたのだ。
卵巣膿腫、線筋症、筋腫のオペを4回もして
下腹は癒着しまくり、傷跡も凄かったが
妊娠に向けてたくさん努力をしてこられた。
そういう姿勢と周りを気遣う態度と本人の明るさが周りを元気にし、
みんなが応援していた。
その方の周りにはよい方が多い。
人間性がそういう周囲の環境をつくっているのだろうと
うらやましく思うし、そうなる為に僕も周りの人との関係を築けるよう
自分を成長させていかなければならないと思う。
人間って周りと共鳴して幸せになるんだなと改めて思った。
そんな方に会えてよかった。
この妊活コラムの執筆者
関村 順一SEKIMURA JUNICHI
院長 鍼・灸・あマ指師