卵子の質と身体のコンディション、そして「卵子のパワー」

2025年1月3日

加齢と染色体異常、そして身体のコンディション

妊娠において重要な要素の一つは、「質の良い卵子に出会うこと」です。医療現場でも、「良い卵子が出てくるのを待つ」という表現が用いられるほど、卵子の質は妊娠に大きく影響します。

特に、卵子の染色体異常率は加齢とともに急激に上昇します。一般的に、40歳では約50%、43歳では80%を超えると言われています。これは、例えば40歳の場合、2回の排卵のうち1回は染色体異常のない卵子が排卵される可能性があることを意味します。そのため、できる限り実年齢が若い時期に妊娠を試みる、あるいは採卵することが推奨されます。

しかし、染色体の問題だけを考慮しても、必ずしも妊娠に至るとは限りません。

重要なのは、染色体の状態だけでなく、身体のコンディションです。

染色体異常は加齢に伴い増加する傾向にありますが、身体のコンディションは年齢に関係なく、様々な要因によって左右されます。つまり、染色体異常のない卵子が偶然排卵されたとしても、母体のコンディションが整っていなければ、妊娠・出産に至る可能性は低くなってしまうのです。

このことから、若年で体外受精を行っているにもかかわらず、なかなか結果が出ない場合、その原因は身体のコンディションにある可能性が高いと言えるでしょう。

卵子の質と身体のコンディション、そして「卵子のパワー」

卵子の質という観点では、「染色体の状態」とは別に、身体のコンディションを整えることが非常に重要です。その際に、「卵子のパワー」を高める方法も不可欠となります。これは、卵子が持つ本来の力を最大限に引き出すことを意味します。

身体のコンディションを整えるためには、ホルモンバランス、栄養状態、治療法など、様々な要素を考慮する必要があります。これらの要素のバランスが崩れていると、卵子の質に影響を与え、妊娠を妨げる要因となります。

自分に合った治療法を見つけるために

大切なのは、自分自身に合った治療法を見つけることです。ホルモンバランス、栄養療法、その他の治療法など、様々な選択肢の中から、自分に最適な方法を見つけ、それを日々継続していくことが重要です。

現在の治療法が本当に自分に合っているのか、一度見直してみるのも良いかもしれません。必要に応じて、専門家と相談しながら、最適な方法を探していくことをお勧めします。

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