体温のおはなしあれこれ
寒いですね!!!暖かい日が続いていたので
寒さが堪えます…
昔から寒いの大嫌い、冷え症のしがです。
(もっこもっこの靴に服、防寒具以外着れません(T_T)
新宿界隈のOLさんのパンストパンプス姿をみると
よくあのカッコでいられるな(T_T)
とか
冷えてないかな
と
心配になっちゃいます…)→オバちゃんですねf^_^;
そして、昔から、冷え症は妊娠の大敵!と言われていますね。
ところで、冷え症って何なんでしょうか?
冷えを理解するための体温のしくみを
ご説明したいと思います!!
そもそもヒト…哺乳類は恒温動物といいまして、
外気温が変動しても体温はある程度一定に保たれます。
(対して、爬虫類や両生類…ヘビやカエルは変温動物です。
なのでイグアナなんかは、寒い冬には岩場などで温まってから
活動していますよね(^ν^))
ところで体温は、体の表面と深い部分で温度が違います。
体の深部の温度を核心温度(腋窩温、口腔温、直腸温)
体の表面の温度を外殻温度(皮膚表面の温度)
と呼んで区別しています。
核心温度は外気温に影響されにくく、
外殻温度は外気温に影響されやすいです。
外気温が寒くなると、核心温度部分が減ります。
一般的に、皮膚温は体の中心→四肢→末梢に行くに従い下がります。
なので、手足が1番冷える!というのも納得できますね。
大切な内臓を守るために核心温度は下がらないようにしているんです。
身体内の生体反応…細胞分裂や代謝、酵素反応も含めて、
ある一定の温度範囲内で効率よく働きます。
なので冷えって、本当に厄介なんです。
またこの体温、一日のなかでも(僅かではありますが)
規則的に変動します。
いわゆる日内変動というやつです。
夜間~早朝にかけては低く、日中は高くなります。
(一日安静にしている状態でも、です)
だいたい0.5~0.7℃くらい変化します。
また毎度お馴染み、基礎体温!
女性は月経周期に対応して体温が変動します。
(基礎体温、測るの大変ですよね´д` ;
私もよく水銀計を口腔内で割りましたww
→寝ぼけて口に突っ込んで、何か食べる夢
をみて、
バリンッッッ!((((;゚Д゚)))))))
よくやりましたよ…)
月経時~排卵前までは低温期
排卵後~月経開始前までは高温期になります。
この差は平均0.5℃くらいです。
なぜ体温が上がるかというと、
排卵し終わった卵胞は、黄体に変化しますが
黄体から分泌される黄体ホルモン(プロゲステロン)には体温を上げる作用があるんですね。
ちなみに体温を調整しているのは
脳の視床下部にある体温調整中枢
なんです(^ν^)
この体温の一定レベルをセットポイント
といいます。
風邪を引いて熱が出た!
なんてときは、このセットポイントの設定値が上がるからなんですね。
→体内に発熱物質がある時に、視床下部の体温調整中枢が反応して
セットポイントを上げて対応します。
発熱物質は、細菌やウイルスなどの外因性のものと、
外因性発熱物質が引き金になり体内で発生する内因性発熱物質があります。
(インターフェロンやインターロイキン)
なので、発熱したときに、カンタンに解熱剤をのんで熱を下げるのは、あまりオススメ出来ないんですね。
しかし体温、奥が深い!!!
この妊活コラムの執筆者
関村 順一SEKIMURA JUNICHI
院長 鍼・灸・あマ指師