卵質改善と着床の環境づくりがマスト!
卵質改善と着床の環境づくりがマスト!
肌感覚でお話しして誠に申し訳ないので、先にお断りとお詫びをしておきます。違う意見もあるでしょうが、個人的意見見解ですのでご了承ください。記載の病院を推奨しているわけでも提携があるわけでもありません。いろいろ誠に申し訳ありません。
さて、受精卵の質向上のひとつの要員と考えられる培養環境ですが、タイムラプス導入そして凍結技術の向上と数年で各病院の培養技術差が少なくなってきた気がします。
勿論依然として有るにはあると思いますが、治療結果上位の病院間の差が少なくなったという意味です。
本来自分の子宮卵管の機能と器官の問題での体外受精選択だったのですが、 培養環境に差が無くなれば、これからはまさに精子・卵子由来の卵質と着床環境の善し悪しで妊娠率が決まる可能性が高くなってきました。
精子は80日前に出来、無尽蔵と思われる量が生産されるのでこれまで重要視されてきませんでしたが近年精子の形状の違いなどで卵質に影響を与えていると言われています。
男性不妊ではないとされている人の中には、実は男性不妊であるという人が、かなり含まれている可能性があります。 (Natural ART Clinic Nihombashi 精子革命)
精子は数年前までは、東京の黒田インターナショナルメディカルリプロダクション( https://kuroda-imr.com/ )黒田先生がなさっていた最先端の染色技術が有って、そこの独占かと思っていましたが、
不妊治療自然周期で有名な『NAC』でも最良精子選択が出来るようになったとのことで( https://www.naturalart.or.jp/column/embryo01.html )患者様の誘発選択肢が広がりました。
卵子についてはこれまでもいろいろ研究されていて何を重視するかで治療の選択肢がありました。
数多く卵胞を育てる方法から自然周期で1つを採卵する方法まで、その患者様の卵巣機能に合わせた誘発による採卵が可能です。
ここも善し悪しというか、合う合わないがありまして選択が大事なのですが選択肢は豊富とだけ申し上げます。
つまり、卵子については数は誘発で増やせますが、質が伴うかが重要となります。
受精卵を成長させる極めて大切な卵質は、患者様ご自身の体が決めています。
数が取れない状態でも質を高められるかどうかは患者様にかかってくるのです。
しかしこれはチャンスでもあります。変革チャレンジで良くなる可能性を秘めているからです。
本日も妊娠報告あり、胚盤胞凍結報告も続々あり、良い感じの1日です。
様々な不妊原因がある中で、
取り組みが難しいのは「卵質」です。
卵質改善を中心にすえ、各自の身体にあった治療をして、短期間で妊娠体質になりましょう。https://t.co/eYWYD7k0YR pic.twitter.com/cId6ey29rv— 不妊治療のセキムラ鍼灸院新宿 東京 (@sekimura_hari) February 20, 2020
卵質と染色体異常についてを考える必要があるので先にお話ししますと
神戸ARTレディースクリニック ( https://www.ivf.co.jp/ )が着床前診断ではパイオニアでしたが( https://pgd.ne.jp/ )今はいろいろな病院でオフレコで行われています。
話を聞くと統計的に7割弱の妊娠率というお話ですので染色体検査で異常が無くても3割は妊娠に至らずのようです。
つまりいい受精卵というのは染色体だけでなく別のストーリーがあると言うことです。
そのような理由から当院では受精卵の卵質は精子、染色体、栄養、エネルギーの4つが主になって決定されると考えています。
変革チャレンジすることは、栄養とエネルギーです。
これまでも当院ではマクロビオティック的な食事内容の考察や代謝エネルギーの産生に力を入れて参りました。
もちろんその多くは宿題という形で患者様がなさるわけですが、正しく効率よく実行すること、継続することが価値を生むと考えて環境づくりにいそしんで頂ければと思います。
まずは卵質改善はマスト!のお話で、時間との勝負です!という気持ちの方のほうが結果はよくなりがちです。
病院の見極めと身体作りは同時スタートする方が良いし、身体作りは先にスタートが良いですよ。
この妊活コラムの執筆者
関村 順一SEKIMURA JUNICHI
院長 鍼・灸・あマ指師