今日の質問~生理が何日も続き止まりません。何でですか?~

2013年1月13日

今日の質問は、生理が何日も続き止りません。何でですか?

というものでした。

病院で内診したところ、子宮の内膜は厚くなっていて、

その時はピルを処方されたそうです。

お答えします

可能性として考えられるのは、その生理周期が「無排卵周期」だった可能性がある。

ということです。

子宮の内膜は妊娠に備えて厚くなり、

妊娠しなければ生理となって剥がれ落ちます。

毎回その繰り返しなのですが、子宮の内膜は剥がれるまでに、大きく分けて2つの段階があります。

A ひとつは、排卵前に卵胞からでる「エストロゲン」の作用で内膜を厚くする段階。

B もうひとつは排卵後に卵胞が黄体にかわって分泌される「プロゲステロン」の作用で内膜の厚さを維持する段階。

無排卵周期の場合、

排卵が何らかの原因で起こらず、卵胞が存在し続け、黄体が形成されない。

ということが起こります。

そうなるとAの段階がずっと続くのが、イメージできるでしょうか?

どんどん「エストロゲン」の作用によって内膜が厚くなっていきます。

しかしその過程でどこまでも内膜が厚くなるかというと、そうではなく、

維持できなくなった表層の内膜が、少しずつ剥がれ出血となります。

生理と同じ過程ではありませんが、

何も知らなければその出血は「生理」と認識してしまいます。

無排卵周期による出血の期間は、長く、出血量は少ないのが特徴です。

今回の出血はこの出血だった可能性が考えられます。

排卵が起こらないということは、脳からの排卵の指令(LHサージ)が無かったということで

急なストレスによって、毎回同じ周期で生理がきていた方に

突然くることもあるようです。

ピルを飲んで、生理が周期的にくるようにします。

飲まないときは、排卵の有無がわかる手軽な方法として、

基礎体温をつける方法もあるので、

心配なときはそうやってチェックするのもいいかもしれません。

鍼灸も適応です。心配な方はご相談くださいね。

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