瘀血が妊活の邪魔をする!?~お肉と砂糖の取り方~
以前から何回か「瘀血」については話していますが、
今日はその「瘀血」を作らないための食事についてお話ししたいと思います。
まず簡単に「瘀血」の説明から。
東洋医学では流れが悪く滞りがちな血液を「瘀血(おけつ)」といいます。
この滞りがちな状態が、新たな疾病を引き起こす原因の一つになると考えます。
血液は、栄養、ホルモン、熱などを運ぶので、
もし瘀血により、
・栄養が届きづらい
・ホルモンが届きづらい
・熱が届きづらい
といった事態になれば、妊活において
・卵にいい栄養が届きづらい
・ホルモンの指令が卵巣や子宮などに届きづらい
・熱が届きづらいので身体が冷えやすくなる
といった事態を引きおこす可能性があります。
次は、「瘀血体質にならない為の食事」について。
まずは、よーく噛むこと。
よく噛むことで胃や腸の負担を減少します。(これについては瘀血云々ではなく、全員にぜひやっていただきたい事ですね)
次に、瘀血体質にならない為に原因となる「お肉」と「砂糖」の取り方
まずはお肉。
色々な意見がありますが、マクロビではお肉は食べなくてもいいものとされています。
(5対2対1 の割合で
5が穀物、2が野菜、海藻 1が調味料や嗜好品 お肉の記載はありません叫び)
とはいえ、このご時世お肉の誘惑はいっぱいありますよね?
もしもし食べる時のポイント
お肉を食べる時は、その5倍の野菜を食べる事がポイントです。
野菜はお肉の消化を助けてくれます。
お肉を少なくして野菜たっぷりの野菜炒め、
お肉の割合を少なめにして、その分野菜を多くした餃子
ほぼ野菜の豚汁ブタ
などなど。野菜の旨味って侮れませんよね。
旬な野菜は旨味が特にぎっしりなので、ぜひ味わってみてください!
あと食べる順番も大切です。食物繊維が豊富な野菜を先に取る事で、血糖値の急激な上昇を抑えましょう!!
・「瘀血が妊活の邪魔をする理由」と、
・「瘀血になる原因の一つ、お肉」 についてお話ししました。
瘀血にならない為の食事、
最後に「お砂糖」についてお話しします。
マクロビではお砂糖の中でも特に、「白砂糖」を取らない方が良いとしています。
白砂糖の原料は、皆さんご存知「さとうきび」です。
ただスーパーで目にする白砂糖は、精製され、もともと含まれていたミネラル分など微量成分は取り除かれてしまい、ほとんどが糖の結晶となります。
白砂糖の糖分は体内で即座に分解され、血糖値を急激に上げます
上がった血糖値を、体のインスリンの働きで下げ
そうするとまた甘いものが欲しくなり、、、、
このような悪循環を続けると、血糖値がアップダウン。
このような状態が瘀血を招きます。
対策は、白砂糖を他のもので代用する。
私はきび糖を使っていますが、他にも米あめ、メープルシロップ、てんさい糖、黒糖、ハチミツなどなど。
最低限の精製で、マイルドで美味しい自然な甘さのこれらは、
白砂糖に比べて血糖値の上昇を抑えることができるので、瘀血になりにくいと言えます。
ぜひ為してみてくださいね!
この妊活コラムの執筆者
関村 順一SEKIMURA JUNICHI
院長 鍼・灸・あマ指師