着床しない場合のツボ
東洋医学には西洋医学とは違う身体の診かたがあり、3千年前中国始まりからの数えきれない患者さんの身体による統計的考察から体型付けられたものですので、特別な勉強をしないと理解がしづらいと思います。
ですので表題の着床しない場合のツボも患者さんの体質によって違うというのが正解です。
東洋医学の幹として物事には「陰と陽」があり、①患者さんの身体がそのどちらに傾いているのかを知り、またそこから進めて②五行というものに分け、そこから③経絡に分けてそこから④ツボ選びに入るというプロセスを経て、⑤触診による生体の生み出すツボというものに⑥鍼や灸をすることで治癒を促すのです。
①‐⑤までがとても大事で、⑥は鍼の深さや向き、刺激量を加減していく治療となります。
患者さんに見えているのは⑥の半分くらいからで、①から⑤と⑥半分は術者の頭の中にある事です。
このような理由でツボを教えるのは難しいので、来ていただいて決めるのが正解なのです。
この妊活コラムの執筆者
関村 順一SEKIMURA JUNICHI
院長 鍼・灸・あマ指師