身体の相談先を選ぶときに大切なこと
身体の不調を相談するとき、
「どこに行けばいいのか分からない」
と迷う方は少なくありません。
整体、鍼灸、整骨院、病院。
名前は似ていても、それぞれ役割や判断できる範囲は異なります。
大切なのは、
「どこが良い、どこが悪い」
という話ではありません。
身体の状態を相談するときに大事なのは、
「誰が上手いか」だけではなく、
「どこまで判断してよい立場なのか」
を知っておくことだと思っています。
鍼灸師は、はり師・きゅう師という国家資格を持つ施術者です。
ただし、国家資格があるから偉い、という話ではありません。
むしろ国家資格者だからこそ、
できることと、できないことを分けて考える必要があります。
身体を見る仕事で大切なのは、
「何でも治せる」と言うことではなく、
今の状態を丁寧に見て、
必要なら医療機関での確認につなげることだと思っています。
不調の原因を決めつけず、
必要な可能性を見落とさないために、
相談先の責任範囲はとても大切です。
鍼灸では、東洋医学の視点から身体の偏りを見ていきます。
今の身体にどのような負担がかかっているのか。
どこを整える余地があるのか。
その状態を一緒に整理していきます。
一方で、病気の診断、薬の判断、検査が必要な状態は医師の領域です。
そのため、必要があると感じた場合には、医療機関での確認をおすすめすることがあります。
身体のことを相談するときは、
「何でも治します」よりも、
「ここまでは見ます。ここから先は医療機関へ」
と線引きできることが、安心につながると考えています。
資格の話は、人を比べるためではありません。
患者さんが安心して相談先を選ぶための話です。
当院では、東洋医学の視点で身体の偏りを見ながら、
必要な確認を一緒に整理することを大切にしています。
この妊活コラムの執筆者
関村 順一SEKIMURA JUNICHI
院長 鍼・灸・あマ指師

