【Sekimura鍼灸院】体外受精と排卵誘発
排卵誘発の(卵を育てる)ために使われる薬には多くの種類があります。
飲み薬のクロミッドやレトロゾール、注射のゴナールFやフェリングなどなど・・・。
誘発の強さの違いは勿論、作用の仕方にも違いがあります。
脳から出て卵巣の働きを促すFSHというホルモンをより多く出して卵を育てる薬や
卵巣に直接働きかけて卵を育てる薬、
高FSHの方には逆にFSHを抑える薬を用いて卵を育てる方法もあります。
つまり、脳からのホルモンが出づらい方と、卵巣からのホルモンが出づらい方では
効果の出る薬が違うということですね。
ここまでは西洋医学的な視点でしたが、東洋医学的な視点で鍼灸治療と排卵誘発の関わりについても見ていきます
体から分泌されたホルモンや注射で入れた薬の成分は血液によって作用すべき器官まで運ばれます。
そのため鍼灸で血流を良くすることで、より早く・たくさんのホルモンを届けて卵の成長を手助けします。
また、マクロビオティックを用いた食事改善では体を中庸にすることを目標としています。
この中庸というのは陰陽のバランスがとれている状態ということですが、西洋医学的に見た標準的な体にも相当します。
薬は標準的な体の人に1番効果が出るように作られているので、中庸になることで効きやすくなります。
どんな薬を使うかはお体の状態や病院の方針によっても変わります。
自分にあった病院を選ぶお手伝いもいたします。
加藤
この妊活コラムの執筆者
関村 順一SEKIMURA JUNICHI
院長 鍼・灸・あマ指師