【Sekimura鍼灸院】サプリメントは必要?
妊活中~妊娠中は特に、栄養が足りているか気になりますよね。
バランスの良い食事を心がけるのが1番大切ですが、食事だけで摂取するのが難しい場合はサプリメントを利用することもあると思います。
葉酸のサプリメントは赤ちゃんの先天異常のリスクを減らすために、病院ですすめられることも多いです。特に重要な妊娠初期(胎児の神経管が形成される4週~12週)に必要な量を確保するためには、妊娠する1~2ヶ月前からサプリメントを飲んでおいたほうが良いです。
ビタミンDや亜鉛なども妊娠に大切な栄養素なので、必要に応じて処方されることがあります。
一方で、排卵誘発中には「摂らない方が良い」と有名不妊専門病院で言われているサプリメントもあります。
プラセンタは美容の分野でよく用いられていますが、不妊治療においては卵胞(卵子を包んでいる膜のようなもの)同士がくっついて採卵がしづらくなるというリスクがあります。
イソフラボンは大豆に多く含まれている成分ですが、女性ホルモンであるエストロゲン(E2)と分子構造が良く似ています。血液検査の際にエストロゲン(E2)として数値が高くなってしまうため、ホルモンが正しく測れなくなってしまいます。ホルモンが正しく測れないと、エストロゲン(E2)の値を見て排卵日の予測や採卵の日を決めたりしているので治療に最適な日とズレてしまう可能性があります。
直接体に害があるわけではないので普段のお食事で大豆製品を摂っていただく分には問題ありませんが、治療の周期に豆乳を沢山飲んだりサプリメントを摂ったりするのは避けたほうが良いです。
サプリメントはとても沢山の種類があるので、何を摂ったら良いのか不安になってしまいますよね。
迷ってしまったら相談して下さい。
加藤
この妊活コラムの執筆者
関村 順一SEKIMURA JUNICHI
院長 鍼・灸・あマ指師