過去に怪我した所や骨折した事などなんでも教えてください
不妊治療専用:自宅で出来るトータルセルフケア
「ツボ」「食事」「運動」などを患者様のタイプ別、生理周期別に紹介しています!
Sekimura鍼灸院は不妊症・婦人科専門の鍼灸院です。他の鍼灸院と違うところは患者様のホルモン数値を参考に、これまでの鍼灸医学の概念を超えた治療を2003年から行っていることです。
その後受精卵のグレードが良いにも関わらず着床しない方々を調査し、ある共通点を見つけ出しました。
それを良くする治療が「着床針」と当院で名づけたオリジナルの鍼治療が完成しました。
その後も7年前からマクロビオティックを取り入れた食事指導を行うようになり、卵質を改善する試みをしてきました。
中国の伝統医学と様々な病気を治し日本で起こり、西洋で絶賛されているマクロビオティックを参考にした食事療法で気と血の流れと質を良くする治療をしてきました。
ふたつの新たな試みの結果、妊娠される人の数を飛躍的に伸ばすことが出来ました。
2015年 218名の方が 2014年には227名の方が、2013年には225名の方が妊娠され、2016年は12月初旬で昨年の218名を越えました。
また最近では炎症による体液の変質が卵質の不良に関係があるとの仮説に基づき、炎症を抑える治療を積極的に取り入れています。これまでより効果があがっていて、治しづらいお腹とある部分の痛みが改善された患者様から良いグレードの卵子の採卵のご報告を受けるようになりました。
身体には沢山の信号が流れています。痛み、ほてり、冷え、痒みなど分かりやすいものから、私たち鍼灸の治療家が体表に触れる事で指先に感じるわずかな気の滞りまで様々です。
信号が解かれば治療の方針が立ち、伝統医学の経絡ルートによる治療が出来るようになります。
鍼灸はそのような解釈で治療を行っているため、目に見えないことも沢山あります。ですのでどんな小さな情報でも教えていただきたく思います。
ここに子供の頃できた傷があるよとか、耳が聞こえにくいとか、痔主であるとか、円形脱毛症、捻挫した事、骨折した事などなんでも教えてください。
経絡ルートが切れて治す力が少なくなった状態がずっと続いているようであれば、その過去にできた傷に鍼を当てなければならないかもしれません。それだけで自然治癒が活発に起こり始める事もあるのです。
血液の話で言うと、身体は良い食べものを摂り、消化吸収のプロセスを正常に行えれば質の良い血液が身体を巡ります。
残念ながら全ての方に良い血液が流れているわけではありません。それは食べているものと生活が乱れているからです。
マクロビオティックは玄米を食べるとかそういう単純なものではありません。
全ての食べられるものを絶対法則によって分類できるようにした考え方です。
食事のバランスをとることで人間を「中庸」というバランスのとれた状態に持って行くという考え方です。それは年齢とともに変わりゆくものには諍うという意味ではなく、その年齢にはふさわしくない崩れたバランスの方が多くおられ病気もしくは体調不良になっておられる人をなんとか良くしようと始まったものです。
年齢にふさわしい歳の取りかたをしていく、それが自然の法則にのっとった生き方でしょう。
ただ治療結果を上げるにはマクロビオティックに足らない概念も必要となります。
血流障害、東洋医学で言う瘀血という概念です。
良い質の血液でも滞っている方もおられます。その滞りが現在、抗体によるもの等発見されております。免疫と血栓が理論で結びつき原因と結果の因果関係が新たに発見されたと言うことです。
実は東洋医学では古来より瘀血という概念があり様々な治療が積極的に施され研究されつくしているので、この発見は東洋を西洋が説明してくれたというだけであります。東洋の弱点はこのような客観性が担保されず主観が大切にされるところなので下衆な言い方ですが、お婆ちゃんの知恵袋は正しいこともままあるよねということです。
決して医学の本流にはならないですが、2000年以上に渡って受け継がれてきた部分とあとは各治療家先生の感性がご自身に合えば、正しい事ばかりが連続して起こり、副作用もなく治癒がおこるという驚きもあるでしょう。そんな個々のひとりひとりに適切な治療をこころがけていきたいと思っております。
私たちが不妊治療で一番大事と思っている事は時間に対する意識です。
これまで妊娠していなければ今どうすべきなのか?またいつまでに妊娠する身体に変えるか。卵子の染色体異常率の増加は日々進み、止める事は出来ません。人工授精をステップアップと捉えるか、時間を無駄にしているのかなど、患者様の身体と履歴に合わせた治療をし、時間を大切にしていきたいと思います。病院の選択等、当院は専門院ですので情報が沢山あります。そういうところはお手伝いをいたしますのでご相談ください。
様々な不妊原因がある中で、取り組みが難しいのは「卵質」です。卵質改善を中心にすえ、各自の身体にあった治療をして、短期間で妊娠体質になりましょう。
この妊活コラムの執筆者
関村 順一SEKIMURA JUNICHI
院長 鍼・灸・あマ指師