卵質を変えるセルフメンテナンスメソッド vol.1
「卵質を変えるセルフメンテナンスメソッド」
また、その方法とともに、「鍼灸をどう有効に不妊治療に活用するのか?」をお話します。
鍼灸や食養の特徴は予防医学です。
対症療法ではなく、すこし先を見据えて身体をどうメンテナンスし、悪いところを治して行くのかを考える医学です。
ですから、安産を目指すことを目標として、身体づくりをなさることをお願いしたいと思います。
まず緑のグラフが2014年の妊娠実績と年齢分布です。
227名の方が1年間で当院で妊娠されています。
下のグラフが2013年に妊娠された患者様の年齢分布です。
225人の方が妊娠されています。
鍼灸と食事療法の組み合わせが30代後半になってからの妊娠に結びつく最大の特徴です。
若い時と違い、自然治癒力は衰えて行きます。
身体の組み立てなおしを考えなければいけない年齢なのです。
体外受精を何回していたなどの個別データを細かくは調べられていませんが、
Sekimura鍼灸院では、妊娠される方は鍼灸院通院後、4ヶ月から1年の方が多いです。
患者様の鍼灸院に来院されるきっかけはほぼ共通しています。
西洋医学で不妊治療を続けてきたけれど成功しなかったというものです。
まず自然でタイミングをもたれて月日が経ち、妊娠しない事で病院を訪ねられます。そこで一般不妊検査、特殊不妊検査をして、タイミング指導を受けたり、人工授精をされたり、若しくは体外受精をなさるというステップをふまれます。
結果がかんばしくないという事で、ステップアップし、それでも成功せず、医師から「卵子の質が悪いからだ」と言われ、もしかしたら自分の身体がいけないのではと思われて、そこで初めて自分の身体に目を向けていかれるのです。
この妊活コラムの執筆者
関村 順一SEKIMURA JUNICHI
院長 鍼・灸・あマ指師