女性の50~70%にみられるPMS(月経前不快気分障害)の治療。
PMS(premestrual tension syndrome)とは。
「月経開始後の3-10日位前から始まる精神的・身体的症状で月経開始と共に減退して消失するもの」と定義されている。(日本産婦人科学会)
月経女性の50~70%にみられるというPMSは乳房痛・腰痛などの各種疼痛・むくみ・体重増加など身体症状が中心で、それに軽度のうつ状態・イライラ感睡眠障害がある。
PMSに対してPMDD(premen strual dysphoric disorder 月経前不快気分障害)はPMSの約2~8%に認められる重症型と考えられている。症状は身体症状に精神症状を合わせもった形となる。
特徴的な症状は著名な抑うつ感・不安感・情緒不安定・集中困難・食行動変化・睡眠障害・各種疼痛で、最も重要な症状として抑えがたい易怒性(制御不能感)である。
以上の特徴的な症状を緩和させるのは薬を使わない鍼治療で。
PMSは、
月経開始とともに消失する事実から、
卵巣や脳内の伝達物質の「何か」が、体に影響しているとおもわれます。
「何か」は五感で体が感じたことを脳が処理し、伝達し、体に作用していることを考えると
五感刺激が重要なのではないかと推測されます。
敏感になってしまった、体を作ってしまっている現状は
五感をつかい、ほどいていく方法が有効なのでは。
そういう分野は鍼治療の得意分野です。
この妊活コラムの執筆者
関村 順一SEKIMURA JUNICHI
院長 鍼・灸・あマ指師