血液がどろどろするということは・・・?

2011年8月11日

血液がどろどろするということは、

身体に悪影響があります。血流によって供給されるものは

栄養素や酸素だけでなく、

温度もあります。

 

東洋医学でいうと

津液(しんえき)でもあり、気でもあります。
血液がとどこおると、必要なものの供給と不要なものの運び去りができないので

局所の修復が進まず、痛みやこりの症状に至ると考えられます。

 

必要なものの供給と不要なものの運び去りができないので

局所の修復が進まず、痛みやこりの症状に至ると考えられます。

これは体中どこにでも起こっていると考えられます。

 

生殖器にもおこっているでしょう。
大きく言えば、それを修復する力が強いか弱いかで

病気になるか決まるようなものです。

病気の原因を早めにつみとってしまおうというのが

「養生」といい、

血流と血液の質を自分にあったように整えれば、

自然に体は自分を修復するように出来ています。

大事なのは『自分にあったように整える』というところです。

 

 

東洋医学では古来から、いまでいう触診などの体表観察やにおいや脈を重視して理論を作ってきました。

昔はもちろん検査機器がないのでそういう方法を使うしかなかったからです

ですがその積み重ねは3000年にもなり、今に伝えられています。
血液が滞る「瘀血」という概念は、西洋医学には有りません。

日本に輸入されたドイツ医学には「瘀血」という概念はないからです。
「瘀血」という概念は江戸時代の終了とともに一時途絶える事になってしまいました。

その診察手段が西洋医学にはないのですから

「瘀血」による病気一切は、原因不明に分類されていきます。
これは細々と続いている漢方医学の病院にいくことで解決できる可能性があります。

原因不明というもののなかに鍼灸や漢方で治るものがあるのは、こういう事だと思います。

西洋医学の利点と東洋医学の利点を上手に使いこなすには、相応の知識が必要です。

勉強好きなあなたは自分のお体を使って、何が必要かわかるようになってきます。

 

病気になったら西洋医学はお医者さんに頼ればいいですが

自分の食生活や運動の仕方は、お医者さんは教えてくれません。

自分にあった方法をとらなければ

逆効果。

 

たとえば「瘀血」を助長してしまうこともあるでしょう。
病気は自分で作っているし、治す事も出来るのです。

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