治療の結果、胚盤胞6aaで染色体検査も異常無のものが育ち、喜んでいた矢先にタイミング法で妊娠できました。――患者さんの声

2025年12月27日

「何をしたらいいか分からない」から抜け出せた――患者さんの声

妊活が長くなるほど、増えていくのが「モヤモヤ」です。

  • 何を信じればいいのか分からない

  • これ以上、何を足せばいいのか分からない

  • 時間もお金も使っているのに結果が出ない

今回ご紹介するのは、そうした状況の中で当院に来てくださった方の体験談です。

(掲載許可をいただいています)


患者さんの声(引用)

二年間、高度不妊治療を行っていましたが、全く上手くいきませんでした。胚盤胞のグレードも良くなく、何回移植しても陰性でした。時間とお金ばかり失う中で、藁にもすがる思いで初診予約をしました。

治療を始める前は必ず私の身体の状態をきいて下さり、状態にあった治療を選択いただけたので安心できました。

治療の結果、胚盤胞6aaで染色体検査も異常無のものが育ち、喜んでいた矢先にタイミング法で妊娠できました。とても感謝しています。

「妊活のために自分で何かしたいと思っているが、何をしたらいいのか分からない」と思われている方は多いと思います。

関村治療院では血流改善はもちろんのこと、日常生活におけるアドバイスを具体的に教えてくださるので何をしたらいいいのか分からないというモヤモヤな気持ちがすっきりとし、前向きになれると思います。


私がこの体験談で大事だと思ったこと

この文章の中で、いちばん大きいキーワードは

「何をしたらいいか分からない」 だと私は思います。

妊活は、情報が多いほど、やることが増えます。

でも、増えるほど「何が効いているのか」も分からなくなり、気持ちが消耗しやすくなる。

だから当院では、「これもやりましょう」と足していく前に、まず

“今の体にとって優先順位が高いことは何か” をはっきりさせます。


卵子の「質」は、ざっくり言うと2本柱です

妊活でよく言う「卵子の質」は、ふわっとした言葉に見えますが、医学的には大きく分けて2つの要素が関わります。

① 染色体が正しくそろっているか(染色体の安定性)

卵子は、成熟の過程で染色体を分ける大事な工程(減数分裂)を通ります。

年齢とともにこの工程のエラー(染色体の分配ミス)が起きやすくなり、染色体の数がずれてしまう確率が上がることが知られています。

これは、妊娠率や流産率にも関わる重要な要素です。

② 卵子が分裂・発育に必要なエネルギーを作れるか(細胞質の力)

もうひとつは「卵子の中身の力」です。特に重要なのがミトコンドリアです。

卵子の成熟、受精、その後の初期発育にはエネルギー(ATP)が必要で、これは主にミトコンドリアが担います。

ミトコンドリアの働きが落ちると、細胞分裂の場面で必要な仕組み(染色体を分ける装置など)にも影響し、結果としてうまく進みにくくなる可能性が指摘されています。

ここまでをまとめると、卵子の質は

「染色体」と「エネルギー(ミトコンドリア)」の両方が関わるということになります。


当院が狙うのは「染色体を変える」ではなく、“整う条件”を作ること

大事な前提として、鍼灸で染色体そのものを変えるという話はできません。

一方で、②の「エネルギーを作って成熟・発育しやすい状態」や、体の緊張・睡眠・胃腸・冷えなどの“土台”は、日々の状態の影響を受けやすい部分です。

当院が妊活サポートでやっているのは、病院治療を中心に置いたうえで、

  • 冷えや過緊張を強めない

  • 睡眠の質を落とさず回復を確保する

  • 胃腸が働いて栄養が「身になる」状態を作る

  • 日常で無理なく続く形に整える(増やしすぎない)

こうした条件を、施術と生活面の具体アドバイスで積み上げていくことです。

※鍼灸がIVFの成績や胚の質に与える影響については研究があり、見解は一様ではありません。ですので当院では「医療の代替」ではなく、体づくりの補助として位置づけています。


「治療前に状態を聞いてくれる」ことが、安心につながる

この方は、

治療を始める前は必ず身体の状態をきいて下さり、状態にあった治療を選択いただけたので安心できました。

と書いてくださいました。

妊活中は、同じ人でも週によって状態が変わります。

だから当院では、治療の前に

  • 冷えの強さ

  • 睡眠の質

  • 胃腸の状態

  • 緊張の入り方(呼吸の浅さ)

  • その週の疲労やストレス

を確認して、その日の刺激量や方法を調整します。

「いつも同じ」ではなく、その時の体に合わせて進めることが、安心につながると考えています。


大事な注意(必ずお読みください)

この体験談は個人の感想であり、同じ結果を保証するものではありません。

妊活治療は主治医の方針が中心で、鍼灸はその補助として位置づけています。

検査や治療方針は、必ず主治医の指示を優先してください。


初回はこう進めます

初回は、いきなり強い刺激を入れるのではなく、

今の治療状況と体の状態(冷え・睡眠・胃腸・緊張)を確認します。

そのうえで体の反応を見ながら刺激量を調整し、家で無理なく続けられることも一緒に決めます。

「何から始めればいいか分からない」状態でも大丈夫です。

初回の流れ・ご予約はこちら:

https://sekimura-sinkyu.com/first-appointment


注意(免責)

※本記事は患者さんの感想であり、治療効果を保証するものではありません。

※治療方針は主治医の指示を優先してください。

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