2026年4月から定期接種へ。妊娠中に打つRSウイルスワクチン(アブリスボ)――「いつ打つか」を迷っている方へ

2026年1月14日

こんにちは。

今日は、これから出産を迎えるお母さんとご家族に向けて、妊娠中に接種するRSウイルスワクチン(アブリスボ)について、要点を整理します。

2026年1月13日には、国立成育医療研究センターから、妊婦向けRSウイルスワクチンに関する全国調査の結果(接種率や課題)が発表されています。

制度が変わるタイミングでもあるので、「今どう判断するか」に絞って書きます。


1. なぜRSウイルス対策が必要なの?

RSウイルスは乳幼児に多い感染症で、特に生後早い時期(数週間〜数か月)の赤ちゃんでは、肺炎などの下気道感染に進むことがあります。

赤ちゃんの治療は対症療法が中心になるため、「かかってから治す」より「重症化しにくい準備」を考える意味があります。


2. 「お母さんが打つ」ことで赤ちゃんを守る仕組み

アブリスボは妊娠中のお母さんが接種し、体内でできた抗体が胎盤を通じて赤ちゃんへ移行する(母子免疫)仕組みです。

臨床試験では、生後90日以内の重症RSV下気道感染をおよそ8割減らしたという結果が報告されています(※「効果が保証される」という意味ではありません)。


3.【重要】接種時期の目安(ここが一番大切)

添付文書(製品情報)では、妊婦への接種は妊娠24〜36週が対象です。

また、接種後14日以内に出生した乳児での有効性は確立していないとされています(抗体移行が十分でない可能性があるため)。

つまり、週数が進んでいる方ほど「いつ打つか」の判断が重要になります。


4.【制度】2026年4月から定期接種(公費)になる“予定”

2026年4月から妊婦のRSVワクチンが定期接種になる予定で、自治体が「2026年4月1日開始予定」と周知している例もあります。

ただし、実際の運用(対象週数・自己負担の有無など)は自治体ごとに案内が出るため、お住まいの自治体の最新情報も確認してください。


5. 「今打つか/4月を待つか」考え方の目安

ここは最終的に主治医と相談ですが、考え方の目安を書きます。

妊娠後期(すでに28週以降)の方

4月を待つと、推奨される接種週数を過ぎる、あるいは出産が近くなる可能性があります。

添付文書の「14日以内に出生した場合は有効性が確立していない」という点もあるため、時期を優先して自費でも今打つかを主治医と相談する価値があります。

妊娠初期〜中期の方

28週以降が4月以降になる見込みなら、公費で受けられる可能性が高くなるかもしれません(自治体の運用によります)。


6. 国立成育医療研究センターの最新発表(2026/01/13)

成育医療研究センターは、妊婦向けRSVワクチンの接種率が約11.6%にとどまり、「費用負担感」と「情報不足」が課題だとする全国調査結果を公表しています。

「高い」「よく分からない」という理由で迷う方が多いのは自然だと思います。


まとめ:迷ったら「週数」を軸に産婦人科へ

新しいワクチンで、制度も変わる時期です。迷うのは当然です。

一番のポイントは「あなたの週数だと、いつが現実的に最適か」です。

かかりつけの産婦人科で、次のように聞くのが早いです。

「私の週数だと、アブリスボはいつ接種するのがベストですか?」


参考(公式)

国立成育医療研究センター(2026/01/13)

https://www.ncchd.go.jp/press/2026/0113.html


※本記事は一般的な情報で、個別の医療判断の代わりにはなりません。最終判断は主治医とご相談ください。

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