多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)は、妊娠だけでなく、肌荒れや体重の増加、将来の糖代謝にも関わることがある病気です。
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)は、妊娠だけでなく、肌荒れや体重の増加、将来の糖代謝にも関わることがある病気です。
ただし、体外受精を始める方は、PCOSを完全に改善してから治療を始める必要はないと私は考えています。まずは妊娠という目標を優先するケースも多いからです。
一方で、妊娠を急がない方や未婚の方は、月経不順を放置せず、将来の健康も考えながら体質を整えていくことが大切です。
ピルは排卵を回復させる薬ではありません。ピルで起こる出血は、自然な月経ではなく、休薬によって起こる「消退出血」です。そのためPCOSそのものを改善しているわけではありませんが、子宮内膜を守り、月経周期を整え、肌荒れなどの改善を目的として用いられます。
PCOSにはインスリン抵抗性が関わっている方も少なくありません。そのため私は、卵巣だけでなく糖代謝にも着目して施術を行っています。糖代謝を整える目的で用いられるツボを取り入れることで、体質の変化を実感される方をこれまで多く診てきました。
鍼灸だけでPCOSが治るとは考えていません。しかし、妊娠を希望される方も、将来の健康を考える方も、「排卵だけ」ではなく、体全体の働きを整えることが大切だと考えています。
この妊活コラムの執筆者
関村 順一SEKIMURA JUNICHI
院長 鍼・灸・あマ指師

