お屠蘇(おとそ)の話し

2014年12月30日

こんにちは、はせがわです。

今日は、【お屠蘇】というタイトルですが、まずは 体温と身体の温め方についてお話ししたいと思います。

 

人間は、気温の変化に関わらず、生理的に一定の体温を保っています。
外が0℃でも私たちの体温は大きく変わったりしないですもんね。

なので、冬の寒さには防寒設備が必要になります。
たくさん着込んで寒さを防ぎ、暖房で部屋を暖めることは必要なことです。
しかし!温まり方を間違えると返って健康を害してしまいます。

 

体温は、体内で産生された熱が体外へ放散されるのが生理的な流れです。
日本では、昔からコタツが普及していましたが、現在も電気コタツ・電気カーペット・電気毛布などが使われていると思います。
これらの器具は、絶えず外部から体温以上の温熱を人体に加えていますので、自然の生理に反することになります。
その結果、血液の循環が不正になり、心臓から送り出される血液は温熱の加わらない上半身、特に頭にばかり送られ、足の血行が悪くなりがちです。
このため、足は冷え、頭はのぼせる。という、東洋医学でいう【上熱下寒】という状態を招き、健康を害してしまうのです。

 

加えて言うと、電気製品は熱の他に磁力の刺激を身体に与えます。
身体に不要な刺激を加え、不眠症になることもあるのです。。

では、実際 どうやって暖まればいいの?

 

 

・・・・・・。

みなさん、答えは考えてみられましたか?

これが正解!というものは、ないんですが、考え方の一つとして、頭に入れていただきたいと思います。

やっぱり、内側から温めることが、人の生理にも逆らわず、健康的ではないかな?と、思います。

漢方では、冷え性の方にお酒で煎じるクスリを用います。
例えば、当帰芍薬散。聞いたことがあるかたも多いのではないでしょうか?

日本で最も古いクスリは、酒そのものであり、酒を用いて治療したのがクスリの初めであると言われてます。
薬材を酒に浸した薬酒が、最も古い時代のクスリであったそうです。

昔のお医者さんは、酒の効果について、
「少量飲めば、血を和し、気を巡らし…」と、説いており、クスリを全身に行き渡らせる効果が大きく、まさに百薬の長であると言っています。

今のように便利な器具もなく、クスリもない時代、こんな風に身体を温め、病気を遠ざける工夫をしていたんですね。

 

 

最近は、やや廃れてしまっておりますが、お正月に私たちは屠蘇酒をよく飲みました。中国の名医 華佗により創られたものだと伝えられますが、その目的は、悪性の流行病の予防をすることにありました。

屠蘇酒の処方内容は
白朮・桔梗・蜀椒・桂心・大黄・烏頭・抜契・防風の八味。

これを緋の袋に入れ 12月の晦日の正午に井戸の水中に沈めておき元旦にこれを取り出して、温酒にひたし、年齢の小さい順からこれを飲む、とあります。

 

「一人これを飲めば一家に病なく、一家これを飲めば、その里に病なし」

と、その効能が謳われ、禁中で元旦に飲むことから始まり、後に民間へ広がっていきました。

現在では、大黄・烏頭は用いず、井戸水の中へ下げることは省略し、袋に入れたものを晦日のうちに酒に浸して用います。

お屠蘇には、以上のような生薬が入ってますので、正月によくある、食べ過ぎ・飲み過ぎ、過労や冷えなどによっておこる、様々な病気の治療を目的にしていると考えられます。

お屠蘇には、正月に欠かせない簡単で美味しい薬用酒。
お屠蘇を飲みながらの ステキなお正月を過ごしてください!

 

私も、食べ過ぎ・飲み過ぎ注意します!!

では、みなさん 今年もありがとうございました。
来年もよろしくお願いいたします。

では、良いお年をお迎えください!

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