基礎体温不妊症

2011年5月3日

一般的に基礎体温により、排卵日、黄体機能、排卵の有無を判断(推測)できます。
それはそれで有益なのですが・・・・

一部のドクターに怒られてしまう可能性もありますが、
「測らない方がいい」方をたくさん見てきました。

「基礎体温不妊症」といい、かなり高い確率でみうけられます。

 

上がった、下がったと一喜一憂して激しいストレス状態にある方がおられます。

下がった時の落ち込みを身体はどう表現していると思いますか?

東洋医学的解釈では

「肝鬱(かんうつ)」という状態になります。

肝は疏泄を主り、気機を伸びやかにして調和させる作用がありますが、それがおかしくなります。

 

よくあるものは、

感情の抑うつ、怒りやすい、舌が震える、冷える、肩こり、ゲップ、歯をくいしばる、

手を握り締めたりよく動かす、髪の毛ばかりいじる、周囲の人と喧嘩をする、のどに異物が詰まった感じがする、

息が詰まる、めまい、耳鳴り、目の充血、完璧主義で、今までは完璧に出来ていたのに最近ミスが目立つなど、

生体全体の正常な機能活動や社会活動を阻害します。

 

西洋医学的には自律神経失調、もしくは鬱病の分類になるのでしょうか。

進行時期によって違いますが、以上のようなことが起こり、肝欝という状態の方がおられます。

肝鬱は妊娠をよけいに阻害してしまう要因です

「わたしもそうかも」と少しでも思った方は
測らない方が「いい結果」がでる方だと思います。

そうはいっても、実は不妊専門の鍼灸治療を受けていただくにあたって、基礎体温は参考資料になります。

だだ、周期のうち3~4回測るだけで十分推測できます。

(排卵を特定するために体温をその近辺に2回測りますが、排卵が自分でわかる方もおおいですし、LHサージをはかるものは何種類かありますので、1回でいい人もいます)

生理中1回、排卵期1~2回、排卵後6、7日目の計3~4回です。
高温が17日続けば妊娠の可能性がありますからそれを過ぎたらまた測って下さい。
注意事項として
測る時刻はなるべく同じに。
前日飲酒をしたなら、あてになりません。
風邪っぽいとき、無理して測りません。
予備日がそれぞれ前後2日有りますから、「そのあたりで測ろうか」という感じで結構です。

 

基礎体温に関しては、「適当」で、いい。

排卵誘発剤のクロミフェンが
内膜を薄くしたり、頸管粘液を減らしてしまうという
副作用によって、逆に妊娠しづらくなるように、
肝欝の方も妊娠しづらくなるのです。

肝鬱の方には、それを治すとても有効な術があります。

 

その術とは、肝欝の方は気持ちいいが、他の方には合わないかもしれない鍼術。

そうはいってもコトバでは伝わらないですね。

例えば頭にたくさん鍼をすることも一つ考えられます。

たくさん鍼をしますが、直下が頭蓋骨なので深くは刺さらないのと、決して脳には刺さらないですから

怖く無いですし、頭をマッサージされた事のある方なら、その気持ちよさがわかると思います。

他にもあります。

 

首の付け根にもたくさん鍼をすることも一つ考えられます。

首こりの方には物凄くおすすめです。

もちろん、ほとんど全ての経絡が通っている首は注意して治療を行います。

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